1 バルセロナ🇪🇸対ドルトムント🇩🇪(ホーム&アウェイ、2試合合計5ー3でバルセロナが準決勝進出)
第1戦バルサはホームゲームで4-0の大勝と最高のスタートでした
試合序盤から主導権を握るバルサは前半25分にFWラフィーニャのゴールで先制に成功しました
後半は開始直後に見事な連携プレーから古巣対戦のFWレヴァンドフスキが得点し、66分にも再びレヴァンドフスキ、そして77分にはFWヤマルのフィニッシュで強力トリデンテが揃い踏み、守備でも相手に1ゴールも許さずの完勝となりました
一方で惨敗となった昨季ファイナリストのドルトムントは敗退が決定的な状況になりました
しかし第2戦奇跡の大逆転を狙うドルトムントはアウェイで見せたチームとは全く異なるサッカーを展開してきました
圧倒的な強さを見せたバルサは終始難しい戦いを強いられます
11分にセル ギラシーのPKで先制を許し後半開始早々の49分にはCKからまたしてもギラシーにゴールを許します 2点差にされようやく危機感を感じたバルサは54分に相手のオウンゴールで1点を返します その後ペドリを投入し試合は落ち着いたかに見えましたが
76分にはギラシーにハットトリックとなる3点目を決められてしまい合計スコア5−3でなんとか6シーズンぶりにベスト4進出を果たしたものの優勝には不安が残る内容に感じました
2 パリ サンジェルマン🇫🇷対アストン ヴィラ🏴(ホーム&アウェイ、2試合合計5ー4でパリ サンジェルマンが準決勝進出)
アストン ヴィラは初戦アウェイでパリ サンジェルマンと対戦しました
マッギン、ラッシュフォード、ロジャーズらが先発に名を連ねたヴィラは、序盤からPSGの圧力を受けながらも粘り強く対応します
その守備が実を結んでだのは前半35分、ティーレマンスが絶妙なクロスを送ると、ファーに走り込んだロジャーズが冷静に流し込み、敵地で貴重な先制点を決めます
しかしわずか3分後、パリのドゥエが右サイドでボールを受けると、ロジャーズとの1対1を制し豪快なシュートを決め試合は振り出しに戻りました
そして後半開始直後にはクヴァラツヘリアがニア上を射抜く強烈なシュートで逆転に成功し、スタジアムは大歓声に包まれ一気にパリペースになっていきます
とどめは試合終了間際ヌーノ メンデスが左サイドのスペースを突いてボックス内に侵入し巧みなキックフェイントでGKマルティネスをかわすと、無人のゴールに流し込み3 −1で試合を制しました
迎えた第2戦は終盤まで手に汗握る好ゲームになりました
11分にカウンターからアシュラフ ハキミが決めて先制したパリは27分にもネットを揺らしこの時点で2戦合計5-1と4点差をつけ試合を決定つけます
だが、ここから1点を返されると、55分と57分に立て続けにヴィラが得点し一気に5-4まで追い上げられます
その後も同点、逆転に迫るピンチがあったものの、GKジャンルイジ ドンナルンマの好セーブによりなんとかこのリードを守りきりました
最後はヒヤヒヤだったものの、リーグアン王者がイングランドの古豪を撃破しベスト4へと駒を進めました
3 アーセナル🏴対レアル マドリード🇪🇸(ホーム&アウェイ、2試合合計5ー1でアーセナルが準決勝進出)
歴代最多15回のCL優勝を誇るレアルと、いまだ優勝経験のないアーセナルが言わば番狂せを狙う構図となったこの一戦ですが実はCLで対戦したのは一回きりです
2005-06シーズンのベスト16で対戦しその時はレアルの本拠地サンティアゴ ベルナベウでの1stレグを0-1でアーセナルが制し、アーセナル旧本拠地ハイベリーでの2ndレグがスコアレスで終わりレアルを破ったアーセナルは決勝までたどり着き、黄金期を迎えようとしていたライカールト監督率いるバルセロナに惜しくも敗れました
試合はアーセナルが機能的な攻撃によってレアルを自陣に押し込んでいきます
レアルはようやく31分にベリンガムのスルーパスからムバッペがDFラインを突破してペナルティーエリア内に侵入しシュートを放ちますがGKラヤの正面に飛んでしまいます
前半の終盤はアーセナルが立て続けに決定機を迎え45分にライスのディングシュートとこぼれ球を拾ったマルティネッリのシュートで先制かと思われましたがGKクルトワの超人的セーブに阻まれ前半はスコアレスで終了しました
迎えた後半、攻め続けたアーセナルにようやく待望の先制ゴールが訪れます
ペナルティーエリア手前右からのフリーキックからライスが右足で擦り上げるようにして蹴ったボールは、レアルの4枚の壁の外側を通ってから急激にカーブして、枠の右隅に収まりクルトワの横っ飛びも届かない正真正銘のゴラッソでした
更にこの日のライスは神がかっていました
2回目はペナルティーエリア手前左からのフリーキックで右足で叩かれた強烈なボールは、壁のスペースを通り、クルトワの横っ飛びも空しく再び枠の右隅に収まりました
ライスの枠内右上の隅を突いたキックは、精度、スピードともに完璧でGK泣かせの2得点と言えました
そして75分にはルイス スケリーの折り返しにミケル メリーノが左足で合わせなんと3−0とします
レアルもブラヒム ディアスとやフラン ガルシアを投入しますがほぼ効果なく、更に94分カマヴィンガが2枚目のイエローカードで退場となり万事休すとなりました
アーセナルが圧倒的に優位な状況でベルナベウへと乗り込んできた第2戦は0−3で落としていたレアルが攻め続けるかに思われましたが前半アーセナルがPKを獲得するなど互角の展開で(このPKはクルトワがセーブし事なきをえました)前半こそなんとかスコアレスで折り返しましたが65分にサカのループシュートで均衡が破れ苦しい展開となります
先制されてから僅か2分後アーセナル守備陣の信じ難いミスから1点は返しますがその後は焦りから中々良いシュートが打てず後半アディショナルタイムに高速カウンターからマルティネッリに一対一を決められ2試合合計1−5で大敗して大会を去りました
CLには滅法強い王者がまさかの完敗を喫した衝撃度は非常に高く今シーズンのチャンピオンズリーグ王者を決める戦いはますます読めなくなりました
4 インテル🇮🇹対バイエルン🇩🇪(ホーム&アウェイ、2試合合計4ー3でインテルが準決勝進出)
2大会ぶりの決勝進出を目指すインテルは初戦はアウェイでバイエルンと対戦しました
圧倒的なタイトル獲得数を誇るバイエルンに対してインテルは高速カウンターと強固な守備で対抗します
そんな中前半38分にアウェイのインテルが先制ゴールを決めます
ラウタロ マルティネスの得点を守り抜き前半をリードして終えたインテルは後半も守備ブロックを形成しつつスキを突く鋭いカウンターでバイエルンゴールを脅かします
何とか得点を入れたいバイエルンは85分に大ベテランのミュラーが同点弾を決め逆転のムードかに思われたが3分後にフラッテージの決勝弾により敗戦してしまいます
ホームでの第1戦をを1-2で落としてしまったバイエルンは、直近のリーグ戦で引き分けに終わった試合(対ドルトムント)とまったく同じメンバーを起用します
伊藤、ムシアラ、アルフォンソ デイヴィスら負傷者を複数名抱えておりターンオーバーする余裕はなく、現状のベストメンバーで逆転突破を狙いに行きます
点を奪えなければ敗退するバイエルンは立ち上がりから仕掛けます
3分にオリーセがエリア内で左足を振り抜くが、これはブロックされてCKになります
インテルはカウンターから9分にはディマルコがシュートを放つもGKウルビッヒの正面に飛び33分には、チャルハノールが強烈なロングシュートを放ちますがこれは枠を外れました
互いに無得点のまま迎えた後半、試合は立ち上がりに動きます
52分ケインが右足を振り抜くと対峙したディマルコの股を抜けたシュートがゴール左へと決まり、バイエルンが2試合合計2-2の同点に追いつきます
追いつかれたインテルでしたが58分、61分と得点し9分間であっさりと逆転し2試合合計4-2とリードを2点差に広げます
最低でもあと2点が必要になったバイエルンは65分、ニャブリとゲレイロを投入し超攻撃的布陣にチェンジします
すると76分、ダイアーのゴールでバイエルンが2-2の同点とし2試合合計で1点差に詰め寄りました
その後終始バイエルンの猛攻が続きますがインテルはGKゾマーを中心に守り抜き2試合合計4-3で準決勝へと駒を進めました
今回はここまでになります
ブログを読んでいただきありがとうございました